月刊ココア共和国12月号2022

晴れの日は救われる感じ。

プライベートは悩めることもありますが

詩に携わってることに喜びを感じます。

(そのわりにあまり書いてないやん!)

 

 

今月も投稿してました、ココア共和国。

佳作集Ⅱに選んで頂きました。

木葉揺「約束」です。

電子版なら佳作集が読めます。

お持ちの方はついでに見てくださると嬉しいです。

 

さて、傑作集すごすぎ!

どれについて書かせて頂くか悩みました。

多くなっちゃいました。

 

 

 

ツチヤタカユキさん「ティアドロップ・メモリー

一行一行なんて発想なの!そして音楽的。

 

 

佐倉潮さん「喪失期(Ⅲ)明日」

理屈っぽくなりそうな題材が物語に。

スクランブルエッグの存在感。

 

 

菱沼大生さん「破裂」

自分がシャボン玉に入った気分。謎の達成感。

 

 

こひもともひこさん「カルト」

ラストに向けて狂っていくみたいで面白い。

 

 

田村全子さん「名前のない蜘蛛へ」

怖くもあり弱くもある日本的モチーフ。

タランチュラではないよね?

 

 

エキノコックスさん「自分受け入れ担当者」

おわかれのあいさつと共に展開して最後ハッとさせられた。

 

 

望田しんじさん「人という字は」

「君」は「あたし」と同性だろうか。ごはんの味が伝わってくる。

 

 

竹之内稔さん「神さまの時間」

静かに際立つ。映像の余韻がいつまでも。

 

 

でおひでおさん「手」

異質ではないように自然に現れて去る。

鍵のとき手を離すのがいじらしい。

 

 

渡来逢人さん「流転」

「ボク」は小動物?違ってもいい。

ただ生まれて冷たくなるまで。泣きたい。

 

 

西川真周さん「電気溶接用手持面老婆」

老婆にはきっと理由がある、と思わせ

あのラストに持って来るのすごい。

 

 

腹巻さしみさん「行方」

ねじという小さいものを軸に

家族模様を描く。収まる場所はどこ?

 

 

星野灯さん「うんこ」

このうんこは切ない。無事を祈るんだもの。

 

 

笠原メイさん「たった百キロの一本道」

今回も歌ってる。2連目から5連目の説得力すごい。

 

 

ことぶきさん「燃えゆ」

素直なモノローグ。思い出が細かくてリアル。

 

 

遠藤健人さん「百合ヶ丘」

映画みたいで、かつ心地よいリズム。

最後の「だろうね」にしびれた。

 

 

相原大輔さん「標本の真ん中で」

標本は死んだふりをしてるなんて健気!

標本として生きて希望を失ってない。

 

 

宇井香夏さん「解ける」

「傷つけられたところから人間はフツーに腐る」

この一行にやられた。達観してる感じがする。

 

 

幻ノ月音さん「英雄になりそこなった男」

この男は予知夢があるのに使い方間違ったのか。

同時に本人には何か叶ったのかもしれない。

 

 

いやぁ、皆さんおもしろいー。

コメントしなかった方も面白いのいっぱい。

ココア共和国の作品は好きなのが多いです。

 

・・・

感心してる場合じゃない。

良いもの書くのは難しいですね。

 

でも書くしかなーい!何が正解かわからぬまま!

 

まぁ、楽しい瞬間があるといいですね。

 

たぶんこれが今年最後の感想になります。

来年、感想を書けそうになくても

よろしくお願いします。

 

 

 

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