月刊ココア共和国4月号2022

 

さぁ、今月は各賞受賞者の特集もあります。

YS賞:菅沼きゅうりさん、秋吉久美子賞:森崎葵さん

いがらしみきお賞:伊藤テルさん

おめでとうございます!改めて確かにすごい。

 

はてさて私は、今月も佳作集に選んで頂きました。

電子版をお持ちの方は、ついでに見てやってください。

木葉揺「岩は行くよ、とまどいながら」です。

なんと電子版の編集後記で佐々木貴子さんが

私の作品に触れて下さってます。感激です!

 

 

今月も、投稿欄の傑作集を読みました。

自信無くすほど、皆さん面白いです。

(むしろ自信あったんかいっ!)

特に印象に残ったものについて書きます。

 

 

夏目知佳さん「角砂糖の秘密」

角砂糖がこんなに悲しいものとは…

悲しいって言葉とも違う、何か。

それにしても、この姉妹色っぽい。

 

 

ウロタンケツ・ケタさん「刃物」

カッターを買うまでの逡巡?

思いやりゆえ頭の中は暴走。

なぜか一般的なアドバイスの形になって落ち着く。

笑いました。

 

 

でおひでおさん「私と『私』」

未来の「私」がやってきて私と共存。

奇妙なわりに自然に受け入れてる家族。

誰にも未来の「私」を見送る経験をあれば

将来こわくないのかな、って考えました。

特別な出来事がないのがいい。

 

 

深見帆乃佳さん「蝙蝠」

「脳みそで出した答えはそのまま人類の頭痛の原因になり、」

この言葉にやられました。あとにも響いてきます。

メッセージが貫かれてる気がする。

 

 

魚眼石さん「思い出」

すーっと伝わるのに、

その視点はなかったなぁ、新鮮。

後をひく作品だった。

 

 

今回、素直な気持ちにしてくれた作品が

げんさんの「ばあや」、芋幹さんの「気づき」、

笠原メイさんの「ギターとレイ」でした。

いいですよね、普遍的なものは。

 

木崎善夫さんのシリーズすごいな、と思ってます。

最初、私には難しかったのですが、

親しみわいてきて、

今回が一番わかりやすかったのは

私も「大阪」だからなのかな(苦笑)

 

アハルテケさんの「死ぬこと生きること」もねー

田中傲岸さんの「身代わり」とかねー

空見タイガさんの「電気温水器の逆襲」とかねー

一方あささんの「星の町」とか

傘さやかさんの「あまえんぼの風」とか

キリがない!

そりゃ、かとうみきさん「石棺」すごかったです。

今書けるのがすごいことですね。

 

詩って何でしょう。

それを考えながら、

また何か書きましょうか。

自分に書けるものを。