9月号はどうした!?11月号出るよ!
すみません、都合により10月号行きまーす。
例によって、傑作集より好きな詩を何篇か挙げてみます。
笠原メイさん「珈琲フロー島」
笠原さんのリズムに慣れつつある中、
楽しいお話に丁寧な描写。
アイスの島が溶けていたの笑いました。
桃ヶ山心一朗さん「体育座りの、私。」
なんだか難しいイメージを追ってるんだけど
それこそジェットコースター的。爽快だった。
丘の紫陽花「かき氷屋蛙」
蛙がどう絡んでるか、「ただただそれだけのことなのに…」
アイデアいっぱいで飽きさせませんでした。
矢島すし太郎さん「破滅する点滅」
星の美しさを描きながら否定する。
自分そのものか何かと決別したいのか。
福渡美亜さん「四歳 京の夜明け」
行先がわからないまま見た景色が焼き付いている。
母が答えないから読者もわからないまま。
でも迫って来る何かは伝わる。
きむさん「ナメクジの拓郎 海に帰る」
拓郎のような詩との向き合い方の人いると思うけど
具体的に描くと、あんな風に描くんですね。
二連目の二行目が効いてる!
和本果子さん「やきいもちゃん」
ありそうな話に思わされる。
”みゃ~~ん”に萌える。
眠れない話から入るのいいですね。
こやけまめさん「あんこは飛んだ」
途中で気付くのに最後まで読んで怖かった。
今回のインパクトNo.1。
猫電車さん「冷蔵庫を開ける」
近い経験あります。
精神面から来る過食の怖さ。切迫感がうまく表されてる。
澪沢澪さん「クリスタルクリア」
君に内包されたいと言いながら、
世界をクリアにしたい。
とても人間的。この世界を体験したい。
湯村りすさん「只今話し中につき」
最後に凝縮されてるけど見事な前振りです。
クマの問題も人類のせいか…
でおひでおさん「箱庭」
箱庭の男の生活が単調になると、「私」そのもの?
もしかして詩を読んでる人も顔が似てきて、
読んでる人を見てる人も…
田村全子さん「不動産屋の事件簿1」
「サエ子」の謎っぽさ極端さが描かれ
最後には普遍的な愛に溢れる人とわかる。
息子、もっと話を聞いてあげて。
なんか感想、下手になってません?
わりと心の動きの大きい月でした。
感心ばかりしてないで
私もそろそろ書く書く書く。
いっぱい失敗しよう。さまよえばいい!
気まぐれに付き合って下さり
ありがとうございます。