月刊ココア共和国10月号2023

9月号はどうした!?11月号出るよ!

すみません、都合により10月号行きまーす。
例によって、傑作集より好きな詩を何篇か挙げてみます。

月刊 ココア共和国 2023年10月号

 
なんか今月はわりと好きなのが早く決まったかな。
でもゆっくり読み返したら変わるのかも。
まったく詩ってやつは・・・



笠原メイさん「珈琲フロー島」
笠原さんのリズムに慣れつつある中、
楽しいお話に丁寧な描写。
アイスの島が溶けていたの笑いました。

桃ヶ山心一朗さん「体育座りの、私。」
なんだか難しいイメージを追ってるんだけど
それこそジェットコースター的。爽快だった。

丘の紫陽花「かき氷屋蛙」
蛙がどう絡んでるか、「ただただそれだけのことなのに…」
イデアいっぱいで飽きさせませんでした。

矢島すし太郎さん「破滅する点滅」
星の美しさを描きながら否定する。
自分そのものか何かと決別したいのか。

福渡美亜さん「四歳 京の夜明け」
行先がわからないまま見た景色が焼き付いている。
母が答えないから読者もわからないまま。
でも迫って来る何かは伝わる。

きむさん「ナメクジの拓郎 海に帰る」
拓郎のような詩との向き合い方の人いると思うけど
具体的に描くと、あんな風に描くんですね。
二連目の二行目が効いてる!

和本果子さん「やきいもちゃん」
ありそうな話に思わされる。
”みゃ~~ん”に萌える。
眠れない話から入るのいいですね。

こやけまめさん「あんこは飛んだ」
途中で気付くのに最後まで読んで怖かった。
今回のインパクトNo.1。

猫電車さん「冷蔵庫を開ける」
近い経験あります。
精神面から来る過食の怖さ。切迫感がうまく表されてる。

澪沢澪さん「クリスタルクリア」
君に内包されたいと言いながら、
世界をクリアにしたい。
とても人間的。この世界を体験したい。

湯村りすさん「只今話し中につき」
最後に凝縮されてるけど見事な前振りです。
クマの問題も人類のせいか…

でおひでおさん「箱庭」
箱庭の男の生活が単調になると、「私」そのもの?
もしかして詩を読んでる人も顔が似てきて、
読んでる人を見てる人も…

田村全子さん「不動産屋の事件簿1」
「サエ子」の謎っぽさ極端さが描かれ
最後には普遍的な愛に溢れる人とわかる。
息子、もっと話を聞いてあげて。

 

なんか感想、下手になってません?
わりと心の動きの大きい月でした。

感心ばかりしてないで
私もそろそろ書く書く書く。
いっぱい失敗しよう。さまよえばいい!

気まぐれに付き合って下さり
ありがとうございます。

 

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