月刊ココア共和国2月号2023

個人的に複雑な「春」という季節。

近づいています。

このまま暖かくなっていくでしょうか。

 

 

ココア共和国2月号ですよ。今年度もあと少しですね。

私は今回は佳作集Ⅱに取り上げて頂きました。

ありがとうございます。

木葉揺「半身浴」電子版の読める方は

ついでに読んで下さると嬉しいです。

 

 

今月も傑作集から好きなものを挙げさせて頂きます。

いや、全部おもしろいんですけどね。

心が動くけど言葉にうまくならない~

 

 

 

木村キリコさん「蛇」

いろんな生き物と向き合うときに思い出しそう。

「何でお互い怖がってる」

 

 

ことぶきさん「大けっさく」

物書く人、胸に手当ててみ?

楽しい妄想が暴走。そして我に返る。

 

 

七草すずめさん「オム と ライス」

人間模様なしでこんな悲しいオムライスあります?

 

 

和本果子さん「マイルール」

怖いラストなのにニヤリとしてしまった。

追究するごとに自分を追い込んでしまう。

 

 

猫被りのアーモさん「永遠を求めちゃう系ぬいぐるみ」

縫い目、ほつれ、がこんなに「君」との距離を表すとは…

「君」の背中と動けないぬいぐるみが浮かんだ。

 

 

現代詩ジェントルマンさん「遺失物」

まじめに想像すると絵がこわいはず。

でも落語のように楽しい。

 

 

風何さん「満月」

連分けなく一気に頭でしゃべってる感じ。

切実なんだけど創造力を見せつけられた。

 

 

川嶋ゆーじさん「冷たい雨」

最後の一行どう解釈するか?もしかして悲劇のまま!

気分によって変わりそう。変えて遊びます。

 

 

伽戸ミナさん「パーティ開け」

壮大な俗っぽいもので例える。

ふつう反対が多いと思うので新鮮だった。

 

 

宇井香夏さん「月曜日」

二人という関係性にあるものがいっぱい詰まってる

異質に見える置手紙の内容がラストに効いてると思う。

 

 

オリエンタル納言さん「私は、晴れてから傘を買った」

詩を読まない人に一番響く詩かもしれない。

考えさせられました。

 

 

田村全子さん「2022年11月3日」

連続ドラマと言う変わらない存在と

世界を変えるかもしれないミサイルの対比

「もうどこかへ落ちたのに」が印象的

 

 

菱沼大生さん「かはたれぞ」

「彼誰時」(念のため調べた)から「朝と夜の二極化」

読めば読むほど色々浮かんで来る。ITのこととか。

 

 

まつりぺきんさん「カマキリ」

子供の純粋さと残酷さ。本当の事は誰もわからない。

最後の連の3行いいですねー。

 

 

柏木空さん「逡巡」

誰かのイメージの「現代詩」。ちょうどいい。

難しそうに見えて、つながりを感じるのが気持ちいい。

 

 

入間しゅかさん「それはね、えっとね」

私の思う正統派。きれいですよね。

リフレインってその他とのバランスが難しいと思う。

 

 

西川真周さん「人魚回収保護専門業者」

打ち上げられる理由がいい。わりと人間的な人魚。

ウロコ預けるのは戻って来たいから?という想像楽しい。

 

 

腹巻さしみさん「夕餉」

夫のシチューを平和な解釈をできないだろうか。

「おいでおいで」がこわい。最終連がリアル。

 

 

今回が一番、言葉にするのが難しかったです。

読みやすいけど奥深い詩が多かったのかな。

 

詩を書く方がんばらなくちゃ!

なんか新しいこと始めたくなってます。

でも気が小さいのねー。

強くなります、少しずつ。。。

 

 

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