月刊ココア共和国3月号2022

3.11かぁ。空に祈ります。

関東にいて揺られただけでも怖かったです。

 

今月も私は佳作集の選んで頂きました。

電子版をお持ちの方、よかったらどうぞ。

卵子の降る虹色の空」木葉揺です。

今月も冊子にて、傑作集を全部読みました。

おもしろかった詩、全部おもしろい。

ただ個人的にさらに響いた作品を

挙げさせていただきますね。個人的に。

 

伊藤テルさん「伊藤テルの詩」

ココア共和国に投稿するまでを

誤字を交えて話している。

あかん、こんなん好き。

勢いだけじゃない!

 

笠原メイさん「光の剣」

ネットの中の自分と現実の自分。

流れるように読んでたら

最後に刺された。

 

空鼠康平さん「0か月十九日」

一度読み、タイトル見て、

もう一回読んだら世界が変わった。

解釈が合っていれば

ママさんお疲れ様です。

 

あさとよしやさん「大家さんからあなたへ」

時間の流れを早くして

世界を俯瞰するタイプ。

なのに普通の大家さんの苦情に感じる不思議。

 

真城六月さん「交感の国のカラス」

きれいな言葉運び。これぞ詩。

500円が現実的。

カラスと人間は通じるものなのか。

「わたしはあなたです」が素敵。

 

京のふじさん「倒錯恋文『デトックス』」

「僕を食べてください。」からギョっ。

でも妙な理屈でなるほどと思わされてしまう。

でも冷静に考えると変。二重の楽しさ。

 

 

その他いっぱい

市丸よんさんの「晴レ、時々、男。」

天気で男が降って来るとは…

私はネクタイが降って来る詩を

書いたことがあるけれど、

それだけで終わってしまった。

市丸さんの場合は

予報の伝えられるところから

もっとお話が重層的ですごくいい!

くやしい、うらやましい。

向き合うのに時間がかかりました。

 

入間しゅかさん「あとがき」も好きや~

ウロタンケツ・ケタさん「ティッシュ」も

たかがティッシュの話なんだけど、良い~

高平九さん「ほんとうの歌」は

身近な哲学みたいで共感したり、

緑の葉っぱさんの「遺書」も

短いのに心動かされました。

 

きりがないですね。

いろんな詩がありますね。

 

 

このはつづり―詩のいろいろ