倉橋健一さん詩集「無限抱擁」

柔らかい。読み終えてすぐに思ったこと。

多く出て来る「眠り」がそう感じさせたのだろうか。

 

夢は常に平和ではないけれど

夢に見る対象と同化しようとする。

または現実の話に誠実であろうとし眠れなくなる。

 

夢しても現実にしても語り口調が優しい物語のよう。

コミカルな場面に思える箇所もある。

どの話が夢でどの話が現実かわからなくなったが、

わからないまま置いておくのも

夢のように混沌として楽しいかもしれない。

 

第40回現代詩人賞詩集

 

 

 

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