人によって読み方がもっとも変わるのが詩?
そこの意見が分かれるのも詩。
すごい。うまい。つかみどころがない。
そう思って前半読んでました。
僕が何人登場しても
女性と中性の世界みたい。
と思ってたら、
最後に男が出てくるのです。
個人的な感触ですが、
「父」が登場して、
淡いさりげない運びが急に
濃密になるように感じました。
読み手の心が映し出されて恥ずかしい。
「父を産む」という言葉が出てくるんですが
私は最近
「子供の父を育てたい」と言いました。
(行儀とか母が納得するようにしつける)
「産みたい」までは言ってなかったか、
似てるようで大きく隔たってる気もします。
「産む」はそれこそ身体のテーマですから
この詩集にいろんな形で存在してます。
親を産む、育てる、本来かなわない願望
本来、望まない願望、ありえない時間軸
あるとき精神が逆転するのか…
細かい面白いとこいっぱいあるんですが、
比喩とかね、感心するのがいくつも。
でも他の方もどこかで
書いてらっしゃると思うので
正直に、強く感じたところを
記させてもらいました。
このはつづりー詩のいろいろ
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