小川三郎さん詩集「あかむらさき」

ひとつひとつ不思議な世界ですね。

観察から始まってるのに、どこにもない景色になる。

なんでもない風景に対する違和感。

それが静かに現実を曲げてしまうのかもしれない。

あくまで主体は主体。

読みなれた言葉たち、と言いながら

今更「全詩集、ホラーなのか?」と思ったり、

「あかむらさき」を読むことで、

過去の小川三郎さんの詩集を疑い、

読み返したくなる楽しさでした。

奥深くおもしろい。

語彙力、とか思わないで言っていいんだ。

おもしろいと。

 

あかむらさき

あかむらさき