久石ソナさん歌集「サウンドスケープに飛び乗って」

 

サウンドスケープに飛び乗って (新鋭短歌シリーズ50)

サウンドスケープに飛び乗って (新鋭短歌シリーズ50)

  • 作者:久石ソナ
  • 発売日: 2021/02/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 「音景」とも訳される「サウンドスケープ」。

なるほど。色々な水が出てくるから

音も鮮やかなのだ。音も風景もということ。

水だけの音じゃないけどね。

 

私はこの言葉を知る前に

キラキラ感じるのは何故かなと

読み直してて、雪、雨、海以外の

「水」の存在かと一人納得してました。

湯沸かしポットの水、香水瓶など、

視覚に寄りがちな私には

キラキラしてたという印象が

一番強かったんだと思います。

 

キラキラだけじゃない。

人間だからこそ、のキレイじゃない部分も

コミカルに出てくる。コミカル?

短歌だからと背筋を伸ばしてましたが、

単に易しい言葉というだけでなく

気楽な内容が次へと運んでくれます。

 

でも調べっていうのかな、

ちょっと崩されてる感じのものは

二回くらい続けて読みました。

慣れました。

(すみません、短歌に無知で)

 

どこから読んでもいい感じで

日毎、お気に入りが変わったりもします。

(でもご家族の登場されるのは

 いつも視覚より胸に来る。)

 

今日のお気に入りは:

期待しているんだ僕は 溶けてゆく夕焼けに靴擦れをおこした

 

詩でも短歌でも確実な実績を残されていて

これからも期待です。

 

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