萩野なつみさん詩集「トレモロ」

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2021年中原中也賞候補詩集

 

読み始めてすぐ、たぁ~!

と感嘆の声を上げました。

お手本のようでもある。

 

なんか語彙の豊富さから

過剰でない調度いい言葉が

抽出され、連なったら

愛おしい感覚になってる

みたいな感じです。

 

たくさんの夏を淡く儚く

身体を絡めながら。

 

本来触れないものが接したとき

世界と一体になれる。

具体的には「モノレール」と「舌」など。

あり得ないような接触がよく見られます。

 

真ん中の「あけぼの」という詩

電車好きにはたまりませんよ。

丁寧に時間が過ぎてゆきます。

 

後半ほど回想の濃度が濃いのかしら?

そう感じました。

 

あー、この気持ち、整理できてないw

素敵なモヤモヤです。 

 

 

トレモロ

トレモロ

 

 

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