ココア共和国10月号

 

今月は!冊子に掲載して頂きました。

傑作集Ⅲ「アオチャン」という詩です。

いやあ、昨年終わりから初めてやっと。

もう出すものない!かな?

 

いつまで続けられるか、

今月の面白かった人!

作者の名前を覚えつつあるのが悩み。

 

(↓ これはkindle版)

 

井田みゆうさん「焼いて欲しかったの」

何か無駄なものなく、まっすぐ。

切実でスピードを感じ

胸を打ちました。

 

西川真周さん

レイ・チャールズの揺れ」

いつも選ぶ人を避けようとしたのに

かなり好きな作品なので

挙げさせてもらいました。

レイ・チャールズを詳しく知らないのに

ファンタジーも感じて

納得もさせられる感じでした。

映像が浮かび最後はキラキラしてました。

 

「もザイク」数野スージーさん

めちゃ評価が分かれそう。

読み終えて「え?」ってなりました。

それだけ、なんですよ。

それだけ、なのに堂々と在る。

ちょっと参ったの気持ちになり

後を引きました。

 

岩佐聡さん

「私たちの世界の窓はいつも、

 豊かな指紋であふれていたのだ」

こういうの実は好きです。

でも難しすぎると読めない。

個人的ちょうど良かった。

一本筋が通ってるのに

小刻みに裏切られるのが気持ちいい。

兄弟の結びつきを想像してみる。

 

あとは、迷いましたが

ちょっと付け加えます。

生意気言ってすみません。

 

あちさん「伏」

これは犬好きがそうでないか

とても好みが分かれますね。

私、犬大好きーーーー

ゆえに冷静に他と比べられない。

でも上手いんですもの、

泣きそうになった。

タイトル忘れて読んでました。

 

今月も面白いのいっぱいでした。

京のふじさんとシーレ布施さんの

天使対決も面白かったです。

全然違うタイプの天使!

 

なんか自分も投稿してるの

恥ずかしくなってくる。

どういうのを書けばいいんだろー?

まぁ器用に書き分けたりできないので

なんとなく記してゆくしかないですね。

 

 

 

 

 このはつづりー詩のいろいろ

川口晴美さん詩集「Tiger is here」

 

 

 

今ごろ感想を書くのもなんですが

後を引いた詩集として

自分のために記させてください。

 

最初、虎が傍らに感じるのが

私にはピンと来なかったです。

だって怖いイメージだから。

 

ところが、父の話、故郷の話になった時

次第に虎の違和感が減って行ったのです。

今は無き育った家、の描写で

私もその故郷を味わわせてもらい

同時に自分の

今は無き育った家が浮かび

重なって行きました。

そのとき、(単純でごめんなさい)

現在の私に昔飼っていた犬たちが

寄り添ってるのを思い出したのです。

 

恥ずかしながら、

昔飼ってた犬たちと対話をしてます。

(してるつもりです。)

そのいつでも傍らにいる感じが

虎と犬じゃ全然違いますが

彼らが昔の家と、現在の自分の側と

自由に行き来しているのが

ただの空想でない存在として

虎が心許す存在なのかなと思いました。

 

そう思うと虎に祈ったり

虎に助けを求めたり

一番外せない存在だったり

なんか伝わって来る感じがしました。

 

少しだけ下の世代として

家族のこと故郷のこと

考えさせられることもありました。

 

いろいろ読み落としてるかもしれない。

でも最初に読んだときの印象のままを

書いておきました。

 

 

 

 

konohatuduri.web.fc2.com

 

 

ココア共和国9月号

今月もね、佳作で

kindle版の方だけ掲載して頂いてます。

「お腹と私」

掲載順が早くなったのは

喜んでいいのかな。

 

 

気まぐれで続けております。

今月面白かった人ーーー!冊子。

毎度だけど、今月ほんとに

皆さん、おもしろかったですー。うー

 

「消しゴム」あちさん

「どんなにかわいい消しゴムだってかすは黒い」

夜のテンションで笑ってしまった。

でも案外深刻なテーマかもしれない。

 

実家で85歳父が「おもしろい」と言った。

「『毒』と『薬』と笑い声」吉岡幸一さん

赤ちゃんと老人の若返り…をこんな風に描くか。

出来事がシンプルに置かれていて

「病んだような夕焼け」が効いた~

 

「似非ルンバ」園イオさん

あるあるな話なのに、おかしかった。

可愛いと言う人が多いお掃除ロボット

暴れん坊っぷりを気持ちよく描写。

立場を越えてゆく様がかっこいい。

 

最も印象深かったのが

「鉄の道」稲山晃輔さん

一番最初なのに、ずーっと残ってた。

詩って感じがする。その上

列車視点の切なさと最後一行。

 

酒井創さんの「一角獣の婦人」も

おもしろかったなー。

予想してなかったのに納得いくって何。

 

 

と、

言う風にキリがなくなっちゃうほど

今月はあれこれ言いたくなりました。

作者の方、偉そうな感想に

聞こえたらすみませんです。

追いつきたいです。

 

さぁ、今月も

そろそろ詩のモードに

なろうかいね、なれるかいね。

 

 このはつづりー詩のいろいろ

詩の賞について 2021秋

詩の賞について 


 詩の賞は、大きなものは詩集単位での応募がほとんどです。
 つまり応募するのに詩集を作る必要があります。
 一篇の詩から応募できるものは:
 詩の雑誌での毎月の(季刊なら季節ごとの)投稿で、
 年間通して優秀な新人を選ぶもの、 
 または都道府県、市町村などが開催する賞などがあります。


詩と思想新人賞  第29回受賞者 雪柳あうこさん (年末)
            
現代詩手帖賞   第59回受賞者
            蜆シモーヌさん
            詳しくは現代詩手帖2021年5月号(雑誌)にて。
季刊びーぐる新人 
            佐野豊さん 

            詳しくは 季刊びーぐる(51号)

ココア共和国  月刊 ココア共和国 2021年4月号に掲載 
秋吉久美子賞  月刊ココア共和国に2編以上投稿した方は審査対象
いがらしみきお
YS賞
 毎年年1月1日現在で20歳未満の方 

ユリイカ新人2021   千種創一さん 



以下は、主に詩集単位での応募の賞を
おおざっぱまとめてゆきます。
少しずつ更新してゆきたいです。(見切り発信m(_ _)m)
もれているものや、間違っているものなど、
ご指摘いただけるとうれしいです。


鮎川信夫  2010年~鮎川信夫現代詩顕彰会
 1月1日~12月31日までに刊行された詩集、詩論集 
(詳細は思潮社サイトhttp://www.shichosha.co.jp/「編集部から)
第10回 詩集部門:
中尾太一ナウシカアの花の色と、〇七年の風の束
第10回 詩論部門:
四方田犬彦詩の約束

伊東静雄 1990年~ 伊東静雄賞顕彰委員会 一篇での応募
長崎県諫早市芸術文化連盟
第31回 おおむらたかじ 「ひまわりがさいている」

H氏賞 1951年~ 日本現代詩人会
H氏賞と現代詩人賞の項目 
第71回 石松佳 「針葉樹林

大岡信 2020年~朝日新聞社明治大学
第二回 岬多可子あかるい水になるように

小熊秀雄 1968年~  小熊秀雄賞市民実行委員会 1月1日~12月31日までに刊行された詩集
 〆切り1月31日  
第54回 冨岡悦子「 反暴力考」 高岡修 「蟻」

小野十三郎
1 999年~ 社団法人大阪文学協会
  〈小野十三郎賞実行委員会〉大阪文学学校HP 前年7月1日~当年6月30日までに刊行された詩集または詩評論書
第22回 詩部門  今野和代  「悪い兄さん 、永澤幸治 「賑やかな消滅」
    評論部門  神山睦美 「終わりなき漱石
 
現代詩人賞 日本現代詩人会
H氏賞と現代詩人賞の項目)
第39回 鈴木ユリイカ 「サイードから風が吹いてくると


詩人会議新人賞 詩人会議 公募は新人賞のみ
詩部門

吉岡幸一 (入選)  「名前」
生田麻也子(佳作)  「羽化」
小田涼子(佳作)  「母のミシン」
渡邊あみ(佳作) 「青いマフラー」





壺井繁治 (春) 詩人会議
第48回 清野裕子 「賑やかな家」

土井晩翠
現在休止中 1960年~ 土井晩翠顕彰会  
仙台文学館 斎藤恵子 「無月となのはな 」
晩翠わかば賞 第57回 一篇での応募 東北地方および仙台市の国内姉妹都市の小学生     
晩翠あおば賞 第57回 一篇での応募 東北地方および仙台市の国内姉妹都市の中学生


富田砕花賞 富田砕花顕彰会
共催:芦屋市
芦屋市教育委員会 芦屋市 教育・文化・スポーツ 文化・歴史 文化事業
前年7月1日~当年6月30日までに刊行された詩集
 〆切7月30日
第29回 金堀則夫 「ひの石まつり

永瀬清子現代詩賞 NPO法人永瀬清子生家保存会 一篇での応募
第3回 清中愛子 「撫子の偽り」 


中原中也賞 1996年~ 山口県山口市
中原中也賞運営委員会
後援:青土社 角川書店 前年12日1日から当年11月30日にまでに刊行された詩集〆切りは12月13日 
 詳しくは中原中也記念館(中原中也賞の項目)
第25回 小島日和 「水際

福田正夫 1987~福田正夫詩の会
第34回 遠藤ヒツジ 「遠藤ヒツジ詩集『しなる川岸に沿って』


詩人クラブ三賞  日本詩人クラブ

日本詩人クラブ賞    第54回 武子和幸 「モイライの眼差し
日本詩人クラブ新人賞 第31回 海東セラ  「ドールハウス
日本詩人クラブ詩界賞 第21回 河津聖恵  「「毒虫」詩論序説ー声と声なき声のはざまで

小、中、高生にはカナリア賞があります。


丸山薫 (秋) 愛知県豊橋市 前年4月1日~当年3月31日 〆切6月30日

第27回 相沢正一郎 「パウル・クレーの〈忘れっぽい天使〉を だいどころの壁にかけた」

丸山豊記念現代詩賞 第25回 白井明大 「生きようと生きるほうへ」  第25回で終了


三好達治 2006年~ 大阪市 (協賛 福井県)
第15回 佐藤モニカ 「世界は朝の」
     与那覇幹夫 「時空の中洲」

横浜詩人会賞 横浜詩人会
第51回 今鹿仙 「永遠にあかない缶詰として棚に並ぶ


現代詩花椿資生堂  前年9月1日~当年8月31日に発行された全ての詩集
第35回 井坂洋子 「七月のひと房」   第35回で終了

 

萩原朔太郎 萩原朔太郎賞の会 群馬県前橋市 協賛:東和銀行 協力:新潮社

NEW! 第28回 岸田将幸風の領分

高見順 1971年~ 高見順文学振興会 12月1日から翌年11月30日までに刊行された詩集
第50回 江代充 「切抜帳

藤村記念歴程賞  同人詩誌「歴程」 
第56回 岡田幸文そして君と歩いていく」、
           細見和之ほとぼりが冷めるまで

歴程新鋭賞
第31回 山﨑修平 「ダンスする食う寝る


詩歌文学館賞 詩部門 日本現代詩歌文学館
第36回 森本孝徳 「暮しの降霊
結果は文芸誌「すばる6月号2021」

 

ココア共和国8月号

 

今回は佳作に選んで頂きました。

「今はそっと傍らに」

kindle版だけに載せて頂いてます。

 

 

今回も面白かった作品:

 

西川真周さんの「私も昔はそうでした」

おもしろかったです。

バスと降車についての話は

他にも二回見たことあるから

王道のように感じ、

この詩はどうなる?

きれいにストンと落ちて

気持ち良かったです。

 

伊藤テルさんの「小物じゃないとら!」

言葉の不思議。

ときどき語尾に「~とら!」をつける。

つけりゃいいってもんじゃない。

バランスもあれば、内容も関係するんだろな。

いつの間にか、頭の中「~とら!」が

回りだして困った。これは魔法?

ハーモニカ食いのところで

文字通り「ふき出し」ました。

 

あちさんの「・・・ぼく」

いいですねー。

余るということについて、

身近に感じる人とそうでない人で

この詩への親しみが違うでしょうね。

 

ネガティブの肯定?

具体的な場面が浮かぶ

楽しい作品でした。

 

 

とかとか、生意気に

感想書いてしまいました。

皆さん、おもしろいです。

ほんといろんなタイプがいる。

自信失いかけます(笑)

 

今月もなんか書きます。

良いなんかでありますように。

 

 

 このはつづりー詩のいろいろ

 

 

ちょっとだけ書きます

詩集は今あんまり進んでいません。
私が余計なこと言うからかな。
出版社さん、かなりお忙しいようです。
でも帯をお願いした詩人さん、
受けてくださいました。ほっ


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その間、読んだのにどうしても
感想が書けない詩集がありました。
きらいなんじゃなく、
楽しく読んだんですけど。
うらやましい感じもしました。
東京の夜のイメージが残ってます。
 
踊る自由
感想を書くというのも
読んでるだけじゃダメだなぁ。
でも読解力もまだまだ、
なんて思うこの頃です。
 
 
 
 
新体詩抄~高橋新吉。詩集の写真いっぱい。きれい。
 

月刊ココア共和国7月号

残念ながら今月は、

選ばれませんでした。

 

せっかくだから

今月、面白かった人。

いーっぱい色んな面白さがあるけど

 

遠藤健人さんの「六本の海」!

不思議、予想しない展開。

かといってダイナミックじゃなく

さりげない。それがいい。

「兄」という存在が特殊?

架空でなくて、かつていたのか?

読後の気持ち良さナンバー1でした。

 

きむさんの「なかさんへ②」は

こんなストレートで

この長さでクライマックスとか

いう感覚が味わえるの

すごいな、と思いました。

 

あと西川真周さんの「強制逆痴漢戦法」

・・・嫌いじゃないですw

 

月刊 ココア共和国 2021年7月号

皆さんの作品を読んでたら

なんか伸び伸びしてる。

中身が濃いのに素直。

自分は薄いまま

カッコつけてるのかな、

とか感じました。

 

このはつづり―詩のいろいろ